知らずに放っておくと知らずに支払いが増えている…
そんな「再エネ賦課金」について考えるおはなし
再エネ賦課金のおはなし
賦課金って何?ヒカキンじゃないよ!
再エネ賦課金の正式名称は「再生可能エネルギー発電促進賦課金」です… まじで長い名称…
経済産業省のホームページに制度の概要が記載されております
こちらの賦課金については固定価格買取制度(通称FIT法)が関係しています
政府は、脱炭素社会やSDGs(持続可能な開発目標ってなんのこっちゃ)などの目標を達成するためにグリーンエネルギーとされる太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの普及を目的とし、こうした事業の展開を補助するために「国が定めた価格で発電した電気を一定期間電力会社などの電気事業者が買い取ることを義務付ける制度」を作りました
国が定めた価格と言うのが要するにかなり「おいしい価格」であるということで、昨今いたる所で太陽光パネルが設置されているというのが現状です
じゃあ誰がその「おいしい価格」を維持するための負担をするかというと結局は電気を使用している一般家庭やら工場やらが支えていることになります
電気料金の請求書を見ると「再エネ賦課金」と書かれた項目があるのですが、正にそれです!
最近の経済ニュースなどでもこちらの「再エネ賦課金」の負担が大きくなってきているような話を聞きますし、今後さらに増えていくのだと思われます
これは何とかしたいところ…
インフラファンドのおはなし
「インフラファンドって何?」ということですが、端的に行ってしまえば「太陽光発電事業に投資するファンド」というイメージかと思います
仕組みはJ-REITに類似しており、証券会社などを利用し東京証券取引所で一般的な株式と同様に売買することができます
REITの場合は収益が不動産の賃貸金ですが、インフラファンドの場合は太陽光発電で作られた電気が固定価格で買取され、その収益が分配金という形でステークホルダーに入ってきます
つまりは「太陽光発電でお金を取られるなら、太陽光発電でお金をもらえば相殺できるんじゃないか?」というのが私の考える案です!
ちなみに私が保有しているインフラファンドはタカラレーベン・インフラ投資法人(銘柄コード:9281)です
他のインフラファンドもそうですが、利回りはおよそ6%前後で推移しております
投資をする場合は、利回りだけでなく出資している母体がしっかりしているかも見ておいた方がリスクを下げられるかと思います
タカラレーベンの他は、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人あたりであれば、いきなりつぶれたりとかはまずないんじゃないかと思います
新興の何だかよく分からないところは、よほど根拠がない限りは手を出さない方が無難な気がします…
太陽光発電で発生する電気量というのは、過去の統計データなどからほぼ確実に決まっていて、価格についても一定期間は固定で買取されるため、10~20年先までほぼ収益も安定しており、分配金もほぼ固定というのが特徴です
よく言えば安定収入ですが、上振れする可能性も限りなく低いためキャピタルゲイン目的で投資するような対象でないことは間違いなし
ただ大手のインフラファンドの場合はすでに固定買取の枠を多く持っていますので10~20年先までは、ずっと同じ分配金が得られるというのもほぼ確定状態かと思います
銘柄としては値上がりもしなければ、値下がりもしないとそんな感じで、ここ最近のコロナの影響もかなり限定的な推移をしているといったところ
ただマイナス金利が続く世の中、銀行に預けているよりはマシなのではないかなと思いますし10~20年も分配金をもらっていれば、利回りが6%あるので回収はほぼ確実にできそうかな(投資効率という意味ではうまみがあまりありませんが…)
賦課金の支払いが増える分をある程度まかなうくらいにはなると信じて様子見しております
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