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福澤諭吉の「学問のすすめ」について考える

学問のすすめ 本の紹介

一万円札が聖徳太子様であった時代を私は知りません

一万円札といえば諭吉先生、それが私の知っている時代です

ついに一万円札までもが新たな肖像画(渋沢栄一さん)に変更されるとのこと今までお世話になりました福澤先生には感謝の念しかございません!

きっと諭吉先生の著書を読めば私の財布の中にもたくさんの諭吉先生がやってきてくださると信じて著書の「学問のすすめ」を読んでおった次第です

実際にこの本に書いてあることを逐一行っていればきっとこれからはたくさんの渋沢先生がお越しになることと思います

前置きはさておき、本の冒頭で「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と書かれていることはかなり有名な話だと思います

この冒頭の文を見て、「世界の平等でも語っているのだろうか?」「何か難しいことを話しているのだろう」と思う人もまた多いものと思います

しかしながら福澤先生の主張としては、この先に続く言葉の方が重要です

「しかし、この人間の世界を見渡してみると、賢い人も愚かな人もいる。貧しい人も、金持ちもいる。また、社会的地位の高い人も、低い人もいる。こうした雲泥の差と呼ぶべき違いは、どうしてできるのだろうか。」

という問いかけが続き、結論としては「学ぶか、学ばないか」によってこの差が生じる

よって学問をすすめます!というのが、この本の言いたいところのようです

まさにタイトルの通りですが、読んでみないとなんのこっちゃで食わず嫌いとなってしまう始末です

ここで述べられている学問というものは、いわゆるアカデミックな研究的な学問ではなく実用性の高い学問「実学」を学べというのが福澤先生のありがたい教えとなります

要するに普段の生活に役に立つ勉強をしようというのが本筋のところです

渋沢先生の話とも同じくここでも「論語」が話題に上がります

「論語読みの論語知らず」であってはならない、実際の経済も学問であり現実の世の中の状況を知るのも重要だよってことらしいです

何か渋沢先生の本と言っていることは本質的に同じなんじゃないでしょうか?

では「実学」とは具体的にどういったものであるのか?

  1. コミュニケーション能力が重要だ
  2. ファイナンシャルプランニング(自身の有様を棚卸しして今後の見通しを立てる)
  3. 物事の難易度と時間のかかり方を計算する
  4. 社交的であり多方面で交際し偏りなくあれこれやってみる
  5. 自己アピールも重要
  6. 議論するだけでなく適切な実行力を身に着ける(口だけだとダメ)

私の印象に残っているものとしては以上のようなことが述べられていたと思います

もう100年以上まえに書かれた本であるのに現代社会においても役に立つ、耳の痛いお説教を聞いているよう…

さすが一万円札の肖像画に選ばれるだけあるなぁと ここに書かれていることを実行できればほぼ間違いなく諭吉先生と仲良くなれます ガッチリ 今日から実践あるのみ

やはり教養というのも投資と同じで一時関数的というよりは複利で増えていく感じだと思います

本質的なことを早いうちから勉強していれば、やがてその差は歴然となるのでしょう

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