この本の内容がどういうものかをザックリと説明するとタイトルの通り古代バビロンに住んでいる人たちの物語を通して、「どうしたらお金やら幸せやらが手に入るのか?」ということを教えてくれています
全体としてはプロローグ+1~9話までの構成で、各話ごとにためになる教訓を示してくれるといった形です
プロローグでは、2人の登場人物(戦車職人:バンシア、楽士:コッビ)が「どうして自分たちは一生懸命に働いているのに裕福にならないんだ?」と嘆くところから始まります
いわゆる問題提起というやつです
そして昔の友人で富豪となったアルカドに「裕福になるための助言を求めに行こう」という流れで第一話に入っていきます
第一話ではアルカドが富豪となるに至ったきっかけを昔話として語り始めます
ここで重要な教えは「稼いだお金の一部を自分のものとして取っておく」というシンプルなもの、「収入の1/10を貯金せよ」的な
「えっ… それだけ?」
といったことを物語の登場人物(のちに大富豪となるアルカド)も疑問に思うのですが、道理にかなっていると心得て実践してみることになります
結論から言うと2回失敗して3回目からうまくいくことになっていまして、2回の失敗という内容もこれまた教訓になっています
1回目の失敗: だまされてせっかく貯めたお金がパーになる
教訓; お金の運用を頼むときは詳しくない人に頼らない
2回目の失敗: 貯めたお金を投資に回して利息を得たけど、全部使ってしまう
教訓: 複利で増やせ
アルカドさんは2回失敗してもめげずに1/10貯金を続けて以下の3つを会得します
- 金の稼ぎ方
- 稼いだ金の守り方
- 稼いだ金の使い方
そして、これらの教訓を教えてくれた富豪:金貸しのアルガミシュから「お前見込みがあるから俺と一緒にビジネスしない?」と持ち掛けられさらなる成功を収めるといった形です
まずは貯めるということを実践する「意志の力」が重要で失敗してもあきらめず最後までそれを実行する
今日できることは今日やる、明日に回さない
貯めたお金はお金自身に働かせて複利で増やせ
当たり前のことかも知れませんが、実際に続かないのが人間の性なのでしょう
確かにこれができれば誰でもお金持ちになれるんだと思います
「人の意志」というものは水の流れと同じもので、ほおっておけば高いところから低いところに流れて行ってしまう
常に志を高く保つということがきっと肝になるのでしょう
第二話以降についても引き続きまとめて行きたいと思いますm(_ _)m
コメント