日商簿記は人気資格の一つですが、実際に資格を取ってみた経験をもとに役に立ったのかを解説したいと思います!
3級を取得したのは大分前になりますが結論から言うと役に立っていると感じています
具体的な活用法は以下の通りです
詳しく解説していきたいと思います
株式投資への活用
株式投資の手法としては、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析というのがあるのですが、簿記の知識があると後者のファンダメンタルズ分析を行うのに有利です♪
両方の分析方法を押さえておくのに越したことはありませんがテクニカルの方はどちらかというとデイトレードとかを行う人向きで、ファンダメンタルズは中長期的の運用を行う人向きです
私は普通のサラリーマンなのでデイトレードは厳しいことに気づきました(一時期オプション取引も行っていたのですが、黒田バズーカの直撃を食らって撤退しました(T_T))
それなのでもっぱら長期投資を軸に運用を行っています
長期投資で基本的には配当金目当てなのですが、そこで重要となってくるのが「投資先の企業がちゃんと稼ぎ続けてくれるかどうか?」ということです
そこで使うのが簿記の知識になります
毎年の企業活動の結果が損益計算書に記され直近一年間で儲かったかどうかが分かります
過去から今までの活動の結果、手元にどんな資産が残っているかは貸借対照表に記されています
よく言うROEとかROAなんかの利益率などの指標もこれらの報告書内の数値を使って算出されるわけです
後は企業の保有している現金化しやすい資産と負債(要するに借金)の比率などで財務体質が評価でき継続的に経営を続けられそうかの判断ができます
自己資本比率が高い方が外野からの意見にそれほど左右されなくなるため経営方針などは安定化する傾向があります
闇雲に投資をするよりは、こうした数値を根拠に自信で基準を儲けて判断する方がリスクを押さえつつリターンを増やすのに良いと思います
他の資格・検定受験時に有利
結局のところ簿記というのはビジネスや経営を行う上でのする上で必須スキル(お金があるなら税理士などに外注もできますが…)であるため、ビジネス向きの資格や検定では簿記の知識がさらっと問われることが多いです
他の資格試験では、それほど深い知識は問われないのですが3級をすでに持っていればその分、勉強を時短できますし点取り問題として余裕を持てることになります
簿記と同じ商工会議所主催のビジネスマネジャー検定や他の団体主催でもビジネスキャリア検定であったり、国家資格である情報処理技術者試験なんかでも財務諸表をテーマとした問題が問われたりします
副業での売上等の記録
私自身としても海外から雑貨を輸入してメルカリで転売してたりするのですが、確定申告する際に雑所得や事業所得などで利益を申告する必要があります
複式簿記で記帳して青色申告で通せば65万円控除なんかも活用できます!
副業の収入が20万円以下だったら基本的には確定申告は不要だと思うのですが、結局のところ帳簿を付けておかないといくら儲かっているのかよく分からない状態になります
やってみると分かるのですが利益が出ていても次の仕入れに現金を使ってしまうと利益が在庫という形に化けてしまいますので思ったほど手元に現金が残らなかったりします
その辺の実態をはっきり認識するためにも複式簿記で帳簿を付けるというのは重要だなぁと私は思います
雑談のネタとして
人事の人とか経理や生産管理関係の担当の方とか事務系の職種の方は簿記を持っていると話のネタとして食いつきが良いように思います
私自身の経験として他にもいろいろと資格を持っているのですが社内の昇格試験の際に人事面接のときに簿記の資格についてあれこれ聞かれて持っていると結構評価がたかいのかも?と思いました
まとめ
あれこれと書いてきましたが個人的な意見としては「社会人なら一般教養としてとにかく取っておけばいいじゃない!!」って思ってます
まぁ転職とかには3級では大した効力はないようですが、2級取得のステップアップにもなるしお金にまつわるエトセトラに詳しくなっておいた方が自身にとって何かと有利に働くことは間違いなし♪
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