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自動運転レベル4実現に向けて道路交通法が改正されるようです!

教養的な何か

最近聞いたニュースによると「特定の条件下で車の運転を自動化するレベル4の実現~」という状況のようです

「レベル4って何なのさ?」

みたいなところもありますので、ちょっと調べてみました

自動運転の定義について

「自動運転レベル」は5段階に設定されているようです

国土交通省のホームページに解説資料がありましたのでリンクを添付します

https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf

全体像については以下のリンクの方が細かく書かれておりました

https://www.mlit.go.jp/common/001155023.pdf

レベル1 運転支援

システムが前後・左右のいずれかの車両制御を実施

自動で止まる(自動ブレーキ)、

前の車について走る(ACC:Adaptive Cruise Control)

車線からはみ出さない(LKAS:Lane Keep Assist System)

これらの機能は車のCMなどを見ているとすでに実現できているようです

レベル2 特定条件下での自動運転機能

レベル1の組合せ

車線を維持しながら前の車に付いて走るなど(ACC+LKAS)

これについてもほぼ実現できていそうな気がします

レベル3 特定条件下での自動運転機能

高機能化

高速道路での自動運転モード機能、遅い車がいれば自動で追い越す、高速道路の分合流を自動で行う

この辺りの内容については自動車メーカーが実験的に実施しているような状況だと思います

レベル4 条件付き自動運転

システムがすべての運転タスクを実施するが、システムの介入要求等にドライバーが適切に対応することが必要

今回聞いたニュースでは、この段階の実施に関する法改正とのことです

レベル3の特定条件下というのは、おそらく高速道路限定のような条件ではないかと思いますが、レベル4については一般道を想定したものだと思われます

要するに高速道路では歩行者などはいない前提であり信号機などもないので、より簡易的なシステムで対応できるということでしょう

レベル5 完全自動運転

常にシステムがすべての運転タスクを実施

このレベルがよく映画とかマンガとかで出てくるようないわゆる「自動運転」の姿なのだと思います

ハンドルすらついていなくて、座って本読んだりお茶しながら移動するといったイメージ

必要な技術

自動運転を実現するためには技術的に以下の要素が必要とのことです

AI(ディープラーニング)

いわゆる「脳」としての機能、後述するセンサから取得したデータをもとに判断しどのように車体を制御するべきかを決定する

位置特定(マッピング)

自身の位置を特定するための技術

GPSの活用やSLAM技術(Simultaneous Localization and Mapping)など

GPSは一般的にスマホなどでも活用され個人の位置を特定することで地図アプリや検索内容の最適化などにも使われている

SLAM技術はLiDAR(空間センサ)を用いた「LiDAR SLAM」、カメラを活用する「Visual SLAM」などが存在する 現在では主に工場内のFA化目的で導入されるAGV(自動搬送ロボット)などの技術として用いられることが多い

センサ(認識)

カメラや加速度センサ、走行空間センサ(3D-LiDAR:周囲にある物体までの距離・方向を検知)といったものから判断に必要なデータを取得する 周囲の車両、歩行者、道路の白線や信号機など

予測技術

周囲の自動車や歩行者が次のタイミングでどのように動くかを予測してあらかじめ速度調整したり運航計画を立てる

プランニング

車線変更、経路の選択など どこを走行したら安全であるかなどを自動車側のシステムがリアルタイムで判断し決定を行う

予想外の動きをするなど不確定な状況下においても安全走行を継続するための判断が必要

ドライバーモニタリング

完全なる自動運転よりもレベル3~4までの人の介入を想定した場合に必須となる

ドライバーの体温、頭の傾き、まばたきの具合、目線などを観測しよそ見や居眠りなどによる危険を防止する

通信技術

車両自体に搭載されたセンサ情報だけではなく外部と通信ネットワーク(V2X:Vehicle to X)でつながり情報を共有することが必須となる

複数の車両が隊列走行を実施したり、事故の防止を実現するための「車車間通信(V2V:Vehicle to Vehicle)」

信号機の情報など道路に設置された対応機器と車との通信するための「路車間通信V2I:Vehicle to Infrastructure)」

法改正の課題

政府は2025年までに高速道路を走行する乗用車のレベル4を実現させるとしているようです

まずは過疎地など地域限定で2022年を目途に公共交通サービスなどで実施する目標を掲げているとのこと

そのためには技術的な課題だけでなく道路交通法等の法整備、以下項目の検討が必要

  • 自動運転車両の安全基準
  • 交通ルールの在り方
  • 保険を含む責任関係の明確化
  • 国際動向、イノベーションに配慮した制度設計

思うこと

若いうちは自分で運転するのも良いのでしょうが、年を取ってからの運転は安全面も考えるといろいろ厳しい、

人生100年時代とはいうものの移動手段としては特に地方だと車に頼らざるを得ないといったことを考えると自動運転であれば人のスキルなどに依存しないため、ヒューマンエラーによる事故は減るし、渋滞緩和、自然渋滞は発生しなくなるのでは?と良いこと多いように思います

システムエラーによる事故はつきものだとは言え、そちらの方がましなのかと

人間だとイライラしたり感情によっては冷静な運転ができないことも多いですが、AIなら淡々とプログラム通りに動いてくれるし、疲れもしないので集中力低下は起こらない

そもそも移動が苦痛になることも少なくなるような気がします 渋滞でのイライラはよくあります

技術的には5Gから6Gへの移行など通信インフラの充実も必要、大容量高速通信は必須項目でしょう

通信できない場合のバックアップとしての機能を車側に持たせるなども考える必要があるので集中管理的な統括するAIと個々の車に付いているエッジタイプのAIが連携するみたいな何かもあるのでしょうか?

安全面で考えると通信妨害、ハッキングなどによるハイジャック対策といったセキュリティー面の強化も重要になってくると思います

いろいろ課題は多いのでしょうが個人的には早く実現してほしい

やはり寝ながら移動したいですわ!

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