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【Googleで始める自分だけのAI】No.08(最終回)連載のもとになった本『Googleアカウントひとつ 3日でつくる自分だけのAI』の紹介

朝の光が差すリビングで、60代の夫婦が電子書籍リーダーとスマートフォンを手に楽しそうに話しているイラスト AI活用

連載「Googleで始める自分だけのAI」も、今回が最終回です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この連載は、Kindleで出版した本『Googleアカウントひとつ 3日でつくる自分だけのAI 「大事なのはわかってる、でも使えてない」からの卒業講座』をもとにしています。最終回では、本の内容と、ブログでは書ききれなかったことを紹介します。

あわせて、連載全体で伝えたかったことを振り返ります。

この本を書いた理由

第1回で紹介したとおり、2026年の調査では、50〜65歳の31.3%が生成AIを全く使っておらず、74.6%が「重要だ」と答えていました。必要だとわかっているのに、まだ使えていない。この本は、その隙間を埋めるために書きました。

書店のAIの本を開くと、最初のページに「まずアプリを入れましょう」「月額プランに登録すると機能が増えます」と書かれていることがよくあります。そこで手が止まるのは、読む人のせいではありません。入口の作り方に無理があるのです。

ですからこの本では、入口を作り直しました。新しいアプリも月額料金も専門用語の一覧も使わず、すでに持っているGoogleアカウントひとつから始めます。

どんな人に向けた本か

この本は、次のような方のために書きました。

  • AIが大事だとわかっている。それでも、まだ一度も使っていない
  • 新しいアプリを入れるのも、カード番号を打ち込むのも気が進まない
  • パソコンは苦手だが、スマートフォンならなんとか使っている
  • 前に一度試して、最初の画面であきらめたことがある
  • 子どもや若い同僚に何度も聞くのは、気が引ける

逆に、すでにAIを毎日使いこなしている方や、最新の機能を細かく追いたい方には向きません。本書は機能の深追いをせず、まだ始めていない方が途中で脱落しない細かさに絞っています。

本の構成:3日でたどる道のり

本は、はじめにと5つの章、おわりにでできています。連載の各回と、本の章の対応は次のとおりです。

本の章 内容 連載の回
はじめに・第1章 なぜ「Google」から始めるのがいちばんの近道なのか No.01、No.02
第2章(1日目) 入場券をつくる ― GoogleアカウントとGmailの設定 No.03
第3章(2日目) Geminiと話してみる ― 安心して使う3つのルール No.04、No.05
第4章(3日目) Googleドライブとつなぐ ― AIがあなたの資料を読み始める No.06
第5章(3日目) Gemini Notebookで完成する、あなただけのAI No.07
おわりに 古びない部分を持って帰る No.08(この記事)

「3日」は締め切りではなく、道のりの長さを示す目安です。1日目だけで1週間かけてもかまいませんし、途中で止まっても失われるものはありません。

ブログでは書ききれなかったこと

連載では、「なぜそうするのか」という考え方を中心に書きました。本には、それに加えて次のような内容が入っています。

画面の違いを並べた図解

本には図解が40点あります。AndroidとiPhoneで道が分かれる場面は、左右に並べて一目でわかるようにしました。文章だけでは伝わりにくい画面の違いや手順を、大きな文字の図にしています。

詰まりやすい場所の手順

アカウントを作るときにアドレスが断られる場面、2段階認証の設定の場所、ドライブの資料をGeminiに渡す操作など、多くの人が止まる場所には、ページを惜しまず使いました。

各章の終わりのコラム「AIに聞く」

各章の終わりには、つまずいたときにAI自身に聞く方法をまとめたコラムを置きました。「iPhoneを使っています。押すボタンの名前を入れて、順番に教えてください」のように、そのまま使える聞き方を章ごとに用意しています。

ブラウザで開くGeminiは、アカウントを作る前でも質問できます。本の途中で詰まっても、相談できる窓口が最初からある状態で読み進められます。

連載のふり返り

この連載で伝えたかったことを、あらためて並べると次のとおりです。

  • 止まっているのは能力ではなく入口。必要なのは専門知識ではなく、普通の日本語
  • Googleアカウントは、無料で、もう持っていて、どのAIにも通用する入場券
  • 2段階認証で鍵を二重にし、アカウントは家族でも一人に一つ
  • 個人情報は書かない、答えは下書き、わからなければ聞き返す
  • 自分の資料を読ませると、AIは「世の中の平均」ではなく「うちの場合」で答えるようになる

古びない部分を持って帰る

AIの世界は、驚くほどの速さで変わります。画面の並びも変わりますし、名前が変わることさえあります。この連載の第7回で紹介したGemini Notebookも、少し前まではNotebookLMという名前でした。

それでも、変わらないものがあります。Googleアカウントは、この先どのAIを使うときにも通用します。普通の日本語で頼み、答えを下書きとして扱い、わからなければ聞き返すという作法も、どんな道具が出てきても変わりません。

手順よりも、この考え方のほうを持ち帰っていただけたらうれしいです。

あなたの資料には、あなたにしかわからない価値がある

Gemini Notebookという道具は、誰が使っても同じものでした。それでも、できあがるAIは人によってまったく違います。違いを生むのは、あなたが長い時間をかけて集めてきた資料です。

押し入れにしまわれていた紙の束や、書き溜めてきたメモは、今日まではただの資料でした。読ませた日から、答えてくれる相手に変わります。

連載を読み終えた今日、できる3つのこと

本を読むかどうかにかかわらず、今日のうちに次の3つだけ試してみてください。合わせて15分ほどです。

  1. Gmailを開いて、自分あてに1通送る:入場券が使えることを、自分の手で確かめる
  2. Geminiに一往復だけ話しかける:「AIを使うのは初めてです。何ができるか三つ教えてください」と打つだけでよい
  3. Googleドライブに書類の写真を1枚入れる:いちばんよく見返す紙を一枚、明るいところで真上から撮る

この3つができれば、連載でお伝えしたことの入口には、もう立っています。続きは、気が向いたときに一歩ずつで十分です。

本を読むときのおすすめの進め方

本は、スマートフォンを手元に置いて、1日に1章ずつ進めるのがおすすめです。読むだけで終わらせず、章の途中で実際に画面を開いて試すと、手が覚えてくれます。

途中で詰まったら、各章の終わりのコラムを開いてください。そこにある聞き方をそのままGeminiに打ち込めば、あなたの画面に合わせた説明が返ってきます。

身近な人に伝えるなら、この一言で

もし身近に、以前のあなたと同じように立ち止まっている方がいたら、この連載でやったことを伝えてあげてください。難しい説明はいりません。

「そのスマートフォンで、もう始められますよ。」

その一言で十分です。難しい説明より、目の前で一往復だけ一緒にやってみせるほうが、ずっと伝わります。最初の一歩は、たった一度でいいのです。

本書はKindle版で、Kindle Unlimitedの対象にもなっています。画面ごとの手順と図解で、もう一度ゆっくり確かめたい方は、手に取っていただけるとうれしいです。

連載「Googleで始める自分だけのAI」目次

  • No.01 50〜60代の3人に1人がAI未使用。止まっているのは能力ではなく「入口」
  • No.02 AIはGoogleアカウントから始める。無料・もう持っている・どこでも通用する3つの理由
  • No.03 Googleアカウントの「入場券」を整える ― パスワードの考え方、2段階認証、家族と分け合わない
  • No.04 Geminiを安心して使う3つのルール ― 個人情報は書かない、答えは下書き、わからなければ聞き返す
  • No.05 最初の一週間に試したい5つの使い道と、聞き方に迷ったときの相談のしかた
  • No.06 AIが「自分事」になる瞬間 ― Googleドライブに資料を置き、引き出しを仕切る
  • No.07 NotebookLMは「Gemini Notebook」に。自分の資料だけを読むAIのつくり方と育て方
  • No.08(最終回)連載のもとになった本の紹介(この記事)

この連載のもとになった本

この連載は、拙著『Googleアカウントひとつ 3日でつくる自分だけのAI 「大事なのはわかってる、でも使えてない」からの卒業講座』(Kindle版)の内容をもとにしています。

本では、Googleアカウントの確認から、Geminiとの話し方、Googleドライブへの資料の置き方、Gemini Notebookで自分の資料だけを読むAIをつくるところまでを、3日分の道のりとして一冊にまとめました。新しいアプリも月額料金も使わず、スマートフォンひとつで進められるように、画面ごとの手順と図解を載せています。

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出典:Google Workspace Updates「NotebookLM is now Gemini Notebook」(2026年7月16日)

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