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【日商簿記3級の勉強】No.07 純資産の仕訳

資格・検定

純資産」については初めて簿記を習う方にとっては聞きなれない言葉ですが、簿記3級で問われる内容としては簡単な仕訳を覚えれば対処できます!

純資産とは貸借対照表に示される資産と負債の差額に当たるもののことですが試験では「資本金」「繰越利益剰余金」「利益準備金」の3つの勘定科目が主に扱われます

以下に具体的な仕訳例など記載いたしますので独学で勉強される方などに参照いただけますと幸いです!

今回は第7回目となります!

ミケ
ミケ

今日もガンバル!

純資産の仕訳

株式会社と個人商店の違い

個人商店と大きく異なる点として株式会社の場合は、事業を行うもととなる資金を集めるために株式を発行するという方法が行われます

株式を購入することで会社へ資金を提供した人のことを株主と呼び、株式会社にとって株主は会社への出資者であり所有者であるとも言えます

株主は会社の持ち主であるため、株主総会の場において重要な決定に対して議決権という決定権を持つことになります

また株式会社では会社法という法律が適用されるため、簿記の内容として純資産の取り扱いについては会社法の規定が絡んでくることとなります

資本金

試験では会社設立時および増資により株式を発行した際の仕訳として「資本金(純資産)」の勘定科目を用います

資本金は会社が株式を発行して集めた資金であり、株主が会社へ出資した資金とも言えます

パターンとしては会社設立時と追加で新しく株式を発行し資本金を増やす増資の場合が出題されますが仕訳自体に大きな違いはありません

仕訳の例は以下の通りです

(会社設立時の仕訳)

会社の設立に際し株式5,000株を1株当たり3,000円で発行し株主より全額の払い込みを受け当座預金とした

当座預金 15,000,000資本金 15,000,000
(資産の増加)(純資産の増加)

(増資を行った場合の仕訳)

会社の設立後新たに株式1,000株を1株当たり5,000円で発行し株主より全額の払い込みを受け当座預金とした

当座預金 5,000,000資本金 5,000,000
(資産の増加)(純資産の増加)

繰越利益剰余金の予習

詳しい内容を理解するためには決算整理仕訳を覚える必要がありますが、ここではあくまで予習として概略を説明いたします

会社では会計期間という1年ごとの区切りを設けて、その間の取引内容の集計を行います

この集計を行うことを決算と呼び、決算の最後に期中の収益と費用を集計し「損益」という勘定科目に振替え最終的に「繰越利益剰余金(純資産)」の勘定科目へ振替を行います

この一連の流れのことを損益振替と呼びます

繰越利益剰余金は簡単に言ってしまうと「会社が活動を行って得たもうけ」のことです

また1年間のもうけについては当期純利益とも呼ばれ、この利益が累積されたものが繰越利益剰余金となります

仕訳の流れは以下のようになります

(収益の仕訳)

収益の勘定科目を損益に振り替えます

売上
固定資産売却益
10,000,000
5,000,000
損益 15,000,000
  

(費用の仕訳)

費用の勘定科目を損益に振り替えます

損益 10,000,000  
   
    
仕入
減価償却費
給料
 5,000,000
2,000,000
3,000,000

(損益の繰越利益剰余金への振り替え)

損益の勘定科目は一時的なものですので収益と費用の差額分の損益を繰越利益剰余金に振り替え解消します

損益 5,000,000繰越利益剰余金 5,000,000

利益準備金について

株式会社の持ち主である株主は資金提供の対価として会社に利益が出たときは配当金という形で見返りを受けることができます

そして、この配当金を支払うことが決まった際には会社法の規定により「利益準備金(純資産)」を積み立てることが定められています

簿記の内容としては単なる勘定科目の変更に過ぎませんが、利益準備金を積み立てる理由としては株主以外の利害関係者である銀行(債権者)などのために「利益を全て配当金にする」など配当による資金流出を規制することで資金を保全するという目的があります

仕訳の例は以下の通りです

(繰越利益剰余金の配当)

株主総会において配当金を1,000,000円とし500,000円を利益準備金とする処分が行われた

繰越利益剰余金 1,500,000
  
未払配当金
利益準備金
 1,000,000
500,000
(純資産の減少)(負債の増加)
(純資産の増加)

※株主総会で決議された際はまだ配当金が支払われず後日支払いが行われますので、一旦「未払配当金(負債)」として仕訳を行い、配当が行われた際に取り消す仕訳を行います

前回・次回の内容紹介

前回は簿記の「固定資産と経費、その他の仕訳」に関する解説をしております!

【日商簿記3級の勉強】No.06 固定資産と経費、その他の仕訳
簿記3級試験の対策として、まず先にやるべきこととして重要なことが仕訳を覚えることです!そのためには資産、負債、純資産、費用、収益の5つに分類される勘定科目の使い方に慣れていくことが必要です!具体的な仕訳例など記載いたしますので独学で勉強される方などに参照いただけますと幸いです!

次回は「決算の流れ」に関する解説をしております!

【日商簿記3級の勉強】No.08 決算の流れ
簿記においては期中に発生する仕訳の他に期末に行う決算整理仕訳があります!今回はまず決算の流れについて確認し、そこで行われる決算整理仕訳にどのようなものがあるのか概略を解説したいと思います!

簿記3級試験の受験情報

受験情報につきましては以下の記事にて解説をしております!

サム
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スケジュールに合わせた目標設定が大事!

日商簿記3級の試験内容まとめ
簿記はビジネスにおける経済活動を数字として記録しておくための手法です!経営者であれば決算書を正しく読み解くために必要な知識であることはもちろんのこと、購買部門であれば商品の売買取引、製造部門であればコスト管理のための原価計算など社会人の基礎知識として誰もが取っておきたい資格の一つです

簿記の活用方法

簿記の知識を有効活用する方法については以下の記事にて解説をしておりますので、ご興味がありましたら参照いただけますと幸いです!

簿記3級は役に立つのか?
日商簿記は人気資格の一つですが、実際に資格を取ってみた経験をもとに役に立ったのかを解説したいと思います!

参考動画のご紹介

下記のyoutube動画を参考にさせていただいておりますので、ご興味のある方はご参照くださいm(_ _)m

YouTube
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