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【外国人材の生活支援】No.13(最終回)連載のもとになった本『なぜ、ゴミ出しだけが何度言っても直らないのか?』の紹介

朝の光が差す机の上に電子書籍リーダーとコーヒーが置かれ、窓の外で支援担当者と外国人材の若者が歩いているイラスト ビジネス勉強会

「外国人材の生活支援」の連載も、今回で最終回です。

ここまで12回にわたって書いてきた内容は、私が書いたKindle本『なぜ、ゴミ出しだけが何度言っても直らないのか? 悪いのは「教えたつもり」だった 外国人材の生活ルールが届く設計』をもとにしています。

最終回は、この本の紹介と、連載全体のふり返りです。

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こんな方に向けて書いた本です

  • 外国人材を受け入れている会社で、寮や生活の支援を担当している方
  • 登録支援機関や監理団体で、生活オリエンテーションを担当している方
  • 自治会や近所からの苦情対応に疲れてしまっている方
  • 「何度言っても直らない」のは自分の教え方のせいだと感じている方

制度の解説書でも、理念の本でもありません。明日の朝から現場で使えることだけを書きました。

本の構成

章 内容
はじめに 「何度言っても直らない」のは、あなたの教え方が下手だからではない
第1章 「怠けている」ように見えたものの正体
第2章 全部教えるから、何も残らない ― 順番の決め方
第3章 最初の3日で伝える3つ ― ゴミ・自転車・夜の音
第4章 最初の1か月で伝えること ― 命と法律に関わること
第5章 一度で終わらせない ― 定着させ、次の受け入れにつなぐ
おわりに 明日の朝、ひとつだけ変えられること

ブログでは書ききれなかったこと

連載では、それぞれの項目の「なぜ」と「考え方」を中心に書きました。本には、それに加えて次のような内容が入っています。

  • そのまま見せる一言:ゴミ、自転車、夜の音、交通、病院、災害、お金、心の不調まで、本人に画面を見せて指さしてもらうための日本語とベトナム語の文を、項目ごとにまとめています
  • 項目ごとの細かい手順:たとえば自転車なら防犯登録と保険、病院なら119番の伝え方、災害なら使える多言語ツールなど
  • 8時間の生活オリエンテーションの組み立て方と、記録の残し方

連載のふり返り

この連載で伝えたかったことを、あらためて並べると次のとおりです。

  • 一度に全部教えるのをやめる。3つに絞り、残りはいつ教えるかを決めておく
  • 「わかった?」と聞くのをやめる。やってもらう、指さしてもらう
  • 「うるさい」と言うのをやめる。「壁が薄い」と言う
  • ルールだけを言うのをやめる。理由を先に言う
  • 一人ずつ教えるのをやめる。一人目に教えて、説明役を渡す

内容を増やす必要も、日本語を上手にする必要もありません。見直すのは、説明のしかた、確認のしかた、そして生活の条件です。

明日の朝、ひとつだけ変えるなら

もし、いま何かひとつだけやるとしたら。私の答えは決まっています。

集積所まで、一緒に歩いてください。

15分です。袋を持って、実際に置いて、ネットをかけて、写真を撮ってもらう。それだけです。

自治会長からの電話、袋の回収、謝罪、説明のやり直し。あなたの一週間を削っているものの多くが、この15分で減らせます。

そして最後に、もう一度だけ。

何度言っても直らなかったのは、あなたの伝え方が下手だったからではありません。情報の設計に穴があっただけです。そして、彼らも怠けていたわけではありませんでした。聞けばわかることを、まだ誰も聞いていなかっただけかもしれません。

この連載と本が、現場の地図の一枚目になればうれしいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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連載「外国人材の生活支援」目次

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